「マーケティング志向のための7つの行動則」の7項目となります。
直感やアイデアを司る右脳は、経験から解決法を導き出すそうです。
後ろ向きなことばかり考えていると、後ろ向きな考えが、右脳に蓄積され、
判断やアイデアも、後ろ向きになりがちです。
マーケティングは「未来」を築くための考え方です。
後ろ向きの状態では、広がりを持ったアイデアは生まれません。
常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて、挑戦しましょう。
[目次]
1.未来に希望を持つ
経営にあたっていると、さまざまな困難な事象に遭遇します。
心配事、不安、恐怖といった、ネガティブな想念を、完全に払拭することはできません。
もちろん、現実から目をそらしてはいけません。
たしかに、未来には、底なしの危険が潜んでいます。
しかし、同時に、無限の可能性も秘めています。
未来に、「危険性」と「可能性」の両方を、見ることが大切です。
未来の「可能性」を信じるために、自分、自社の良い部分に目を向けましょう。
自分が当たり前だと考えている「現在」に、必ずや、素晴らしい宝が眠っています。
当たり前だと思っている自分、自社の強みに光を当て、
それらへの感謝を忘れず、それらを活かし、伸ばすことに取り組めば、
必ずや、現状を打開する策が出てくると信じましょう。
希望をもって、自分の無限の可能性を追求し、知恵の蔵を開きましょう。
2.夢をもち、実現できると信じる
未来に希望を持つことができたとして、
次は、未来に、方向性を与えなくてはなりません。
未来の方向性、それは、「夢」です。
「夢」とは、「現実ではできないけれど、本当は、やりたいこと」です。
子供の頃は、多くの「夢」をいだきますが、
大人になると、現実を直視し、
「やりたいこと」ではなく、「できること」だけを見るようになります。
そして、「やりたいこと」を「できないこと」だと考えるようになります。
しかし、「やりたいこと」は、本当に「できないこと」なのでしょうか?
「やりたいこと」は、「今の自分」にとって不可能だったとしても、
成長した未来の自分には、「できること」かもしれません。
150年前の人間は、空を飛ぶことを、「できないこと」と考えていたはずです。
しかし、人間は飛ぶという「夢」をいだき続け、いまや、それが、普通に「できること」になっています。
なぜでしょうか。
それは、人間は創意工夫を通して、成長できるからです。
(鶏は150年経っても、空を飛ぶことはできないままです)
人間は、努力を積み重ね、研究を繰り返し、創意工夫で新しい技術を生み出します。
創意工夫による成長は、不可能を可能に変える魔法です。
未来志向で物事を捉え、心の底から夢を実現したいと思い、
地道な努力を積み重ね、創意工夫に取り組み、夢の実現に向けて、成長しましょう。
チャンスは目の前を通っていきます。しかし、下を向いていると、それに気づきません。
幸運の女神は、明るく、前向きで、積極的な人を好むそうです。
チャンスを逃さないために、常に明るく前向きに、夢と希望をもちましょう。
3.楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
可能性を信じ、夢を持つことも大切ですが、
しかし、実現性を考慮せず、無鉄砲に取り組むことは、
あまりに無責任で、危険すぎます。
失敗は、多くの人に迷惑を掛けます。
起こり得るリスク、立ちふさがる課題を踏まえて、
できるだけ綿密に計画しなくてはなりません。
構想時は楽観的でも良いですが、実際に取り組む前の計画段階では、
できるだけ落とし穴を塞ぐよう、懸案をつぶしていきましょう。
そして、用意周到な計画が準備でき、実際に行動する段階になれば、
「やりきる」という信念と覚悟をもって、ある意味、楽天的に、取り組んでいきましょう。
4.困難を乗り越えるための、覚悟と信念を持つ
この文章を読んでくださっている皆様は、
自社の発展のために、マーケティング志向を学び、計画を立て、
実践したいと考えられているかと思います。
しかし、マーケティングは、
未来という、コントロールできない対象を扱うため、
事前に、すべてを予測できません。
中長期施策はすぐ結果が出ず、
本当に正しい方向に向かっているのか、途中で不安にもなります。
取り組んだ結果に対しては、自分以外のだれも、責任を負ってくれません。
しかし、疑いながら取り組めば、力を出し切れず、途中で腰折れしてしまいます。
自分の責任で決断し、やると決めたから、信じ切って、
真正面から取り組み続けなくてはなりません。
そのためには、
「取り組もうとしていることを、絶対に正しいと言い切る」信念と、
「何としてでもやりきる、自分を賭けても悔いはない」という覚悟
が必要になります。
「信念」を持つために、自分自身で納得し、
自分自身の考えとして取り組めるよう、とことん勉強しましょう。
「覚悟」を持つために、多くの人、大きな要望に応えたい、
社会に貢献したい、社会を良くしたい、という高邁な志をいだきましょう。
5.利他心に基づいた、正しい考え方に従う
購入とは、お客様が、要望を抱えるとき、それを解決しようとして、発生する行動です。
購入が発生するとき、売り手は、何らかの形で、お客様のお役に立っているはずです。
「どのように購入に導くのか」ということは、
「どのようにお客様のお役に立つのか」と言い換えることもできます。
「お客様のお役に立つ」ということと、「購入に導く」ということが、
切り離されて存在することは、基本的に、ありません。
「購入に導く」が、「お客様のお役に立つ」が切り離されているのは、
詐欺、似非、偽物、詐称と言われるビジネスとは呼べない行為です。
これらは、継続が困難であり、また、永続的発展も望めません。
販売促進、広告宣伝で
「良く見せること」「購入動機をあおること」だけを考え、
必要のないお客様に購買させることは、
「お客様の役に立つ」ことになりません。
「お客様のため」の情報発信とは、
正直に、誠実に、ありのままに、自社、自分のことを伝えることではないかと、
私は考えます。
マーケティングに取り組むきっかけは、
自社のビジネスを発展させるためかもしれませんが、
マーケティングを成功に導くためには、
「お客様のため」「社会のため」という「利他」を忘れないことが
なによりも大切です。
これは、私個人の、マーケティング志向に対するこだわりで、
申し上げているわけではありません。
そもそも、利他心に基づいて行動を行うことで、
結果も出やすい、良い結果に繋がりやすい、ということが、言えるからです。
会社の事業は、一人だけでは、取り組めません。
全従業員の協力や賛同があって、はじめて、歩み始めることができます。
ビジネスは自社だけでも、成り立ちません。
当然ながら、まずお客様が必要です。
さらに、ビジネスパートナ、協力会社、仲介業者、いろいろな関係者の助力があって、
初めて、実現できます。
夢を持ったとしても、それが「自分のため」だけの夢であれば、
誰も助けてくれません。
そうではなく、もし、「周囲の人を幸せにする夢」であれば、
幸福になるであろう、その周囲の人も、夢の実現を助けてくれるはずです。
社内のためなら社内、お客様のためならお客様、社会全体のためであれば社会全体が、
賛同し、協力し、応援してくれるはずです。
周囲の人が賛同し、協力し、応援してくれる夢は、必ずや実現します。
利他心に基づいた目的を、自分の夢としていだき、
自分の周囲の人、お客様、社会に貢献していきましょう。
※ 常に明るく前向きでいるための、こころの持ちようを書いた記事はこちらです。
→感性的な悩みをしない考え方「オプティミストはなぜ成功するか」のまとめ
〇「マーケティング志向のための7つの行動則」とは
・お客様/見込み客の立場で考え、適切にコミュニケーションする
〇 「マーケティング志向のための7つの行動則」の目的
マーケティングの基準軸を明確にすることで、
「需要の創造」「新商品の創造」「新技術の創造」「市場の創造」を促進する。
〇 「マーケティング志向のための7つの行動則」の意義
マーケティング志向を広めることで、
企業の成果物を、適切な消費者にご採用いただくことを促進し、社会の進歩発展に貢献する
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